世界の仕様が変わるのでその話をしよう

こんにちは。
倉持建設工業、東京オフィスの山﨑です。
青森に向かう羽田空港の待合ラウンジでこの記事を書いています。
#ワーカホリック

アメリカ大統領選でバイデン元副大統領が勝利宣言を行いました。トランプ大統領は法廷闘争も辞さない考えですが、共和党はトランプ大統領とは距離を置くと考えられます。
既に1月20日からのバイデン大統領を織り込んで、ホワイトハウスでは魑魅魍魎が跋扈していることでしょう。
#怖い


バイデン大統領が誕生したたため、以下に列挙する変化が起きる/あるいは起きないと思われます。日本にとっても大変な影響があると思われますので、一緒にチェックしていきましょう。

①アメリカは新型コロナ対策を加速する

アメリカはこれまでと違い、新型コロナ対策に重点を置いてくることでしょう。すでにバイデン次期大統領は検討チームを立ち上げ、1月からすぐに始動できるように準備しているそうです。これにより、東京五輪は無観客以外での開催はほぼ絶望的になったと考えられます。
オリンピックは大スポンサーであるアメリカのメディアの意向を無視しては運営できないわけですが、アメリカの主要メディアは(FOX以外)すっかり民主党寄りになってしまっているので、バイデン氏のコロナ対策を称賛することでしょう。

②環境政策が再び目玉政策になる

アメリカは温室効果ガス排出量削減の交渉に復帰するでしょう。EVや再エネの導入が、アメリカでも加速するかもしれません。
その場合、1)日本の自動車メーカーが一層の体質改善を迫られる、2)日本の再エネの導入目標が引き上げられる、可能性があり、日本にも大きな影響が出るでしょう。
アメリカは、排出量取引に積極的になる可能性もあり、電力のクリーン化は経済的にもマストな案件となるでしょう。

③国連機関への影響力の再拡大を図る

機能不全に陥っているWTOを始め、この4年で中国の影響力が強まった国連機関に対して、アメリカは対応してくるでしょう。

④GAFAの解体は無理筋

GAFA(またはGAFAm)の解体はさすがに無理筋であると考えられます。何らかの措置は講ずるでしょうが、国際的なプレゼンスを落とさせるようなことはしないと考えられます。

⑤インドとの関係強化

ハリス次期副大統領のルーツであるということで、インドはアメリカとの関係を深めるかもしれません。

⑥中国には強硬姿勢を貫くが・・・

中国に対して、従前の強硬姿勢を貫くと考えられますが、今後、アメリカはコロナ対策を拡充することで、景気は下降すると考えられます。
結局、リーマンショックのときと同様、世界は中国の消費力と資金に助けられる可能性があります。
アメリカ初のコロナ恐慌が起きた場合、中国はそのプレゼンスを確立する可能性があります。

⑦日本には関心が低い

おそらく日本にとってはやりにくい相手となるでしょう。バイデン次期大統領にとって、日本の優先度はかなり低いと考えられます。
例外があるとすれば、日本が中国との関係を深め、アメリカとの仲裁に動いた場合だと思います。


以上、とりあえず思いついたことを列記しました。

今後、当社が外資系の企業との取引を続ける場合、世界の動向は切っても切り離せません。

未来を見通すことは神であっても難しいことですが、できるだけ多くの情報を検討して、世界の変化に対する準備はしておきましょう!

東京オフィスからは以上です。

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