シン・ドカタ 序章

こんにちは。

倉持建設工業の山﨑です。

今週は、シン・ドカタというタイトルで、一週間にわたり、特集記事を上げていきたいと思います。

が、はじめによくある勘違い・誤解を解いておこうと思います。

よくある誤解が、山﨑さん現場とか出ないんでしょ、という誤解です。

出てます。先週も頑張って杭を打ってました。気温マイナス1°でしたが、暑くて襟元開けてました。

#代謝が狂ってる


ビル・ゲイツもスティーブ・ジョブズももともとプレイヤーでした。ひろゆきやホリエモンもそうですね。もちろん、段階がすすめば、管理職は現場から離れることになります。今僕はうちの専務を現場から離して営業部を立ち上げようとしています。逆に、僕は電気工事事業部の立ち上げ中なので現場に出ています。


もちろん仕事がら、電話したり、図面引いたり、報告書あげたりもしていますが、基本現場で作業してます。

理由は簡単で、現場に出ない人間の考え方に、現場作業員は賛同しないからです。

なぜなら、現場には、机上の設計では分からなかった問題が山ほど出てきます。これは現場の責任dではありません。設計段階ではすべての3次元情報を設計に落とし込めない。その限界に気づけない設計の問題です。

現場は不確定性の塊です。人間の処理能力では事前にすべての点群を処理できないので、現場は「現場合わせ」と呼ばれる、適応工事がどうしても必要になります。

机上の設計では達することのできない現場作業や段取りや困難性の予見を、僕らは経験と呼んでいるのです。

いずれ、こうした経験値はAIが代行していくでしょう。でもそれを運用する人間には、真なる経験値が必要だと思います。

土方は、「きつい単純労働」の代名詞となり、「IT土方」などと、システムエンジニアやプログラマを揶揄したりしますよね。

土方のイメージは、今後180°変わります。そもそも土木は技術の王様です。土木工事がなければ、どんな建築物も構造物も工作物も作り上げることは出来ません。

土方のイメージがかわる。それこそが「シン・ドカタ」です。


連載「シン・ドカタ」は以下のような構成で進めていきたいと思います。

①事務職 VS ドカタ

②ロボティクスが破壊する事務職、新生するドカタ

③ドカタ2.0

④自信を持とう。だが気は抜くな。新生できないドカタもまた死ぬ

⑤シン・ドカタ


東京オフィスからは以上です。

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