エンタメデイ マンガ・アニメ② 『鬼滅の刃』 お前は儂の誇りじゃ 編 ※ネタバレ注意!

こんにちは。

倉持建設工業、東京オフィスの山崎です。

今日は鬼滅の刃を扱おうと思うのですが、僕はリアルタイムジャンプ派なので最終話まで読んでいます。

アニメ派、JC派の方は速攻ブラウザバックして出て行って下さい(最低のブログ主)。


鬼滅の刃 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)


さて、うちの子の小学校でも鬼滅の刃は大人気です。

最近は娘が、「血鬼術 爆血」とか言って僕を殴ってきます(そんな技ではない)。

主人公の炭次郎、猪之助、義勇など、皆さんそれぞれの推しがあるでしょうが、僕が好きなのはなんと言っても吾妻善逸(あがつまぜんいつ)です。

え?善逸?炭次郎の方が格好いいじゃん、とか、義勇の方がイケメンじゃん、とか、胡蝶しのぶはオレの嫁(病院行ってください)、とか、色々な主張があると思いますが、何故僕の推しは善逸なのか。

今気付いたんですが、僕はヘタレが好きです(ええっ)

ジョジョ一部で言えばポコ(ねーちゃん、あしたっていまさ)、1stガンダムで言えばカイ・シデン(早い、早いよっ)、ジョジョ2部で言えばシュトロハイム(俺の脚を切断しろ)、Zガンダムで言えばウォンさん(ニュータイプだというのか)、ヘルシングで言えばペンウッド卿(私は無能かもしれんがひきょう者ではないよ)、ジョジョ3部で言えばポルナレフ(あとは閻魔様にまかせたぜ)、ZZガンダムで言えばビーチャ(人の悲しみを、土足で踏みにじるような真似をするからだ)、ロードオブザリングで言えばピピン(すべての星々の名前を)、ジョジョ4部で言えば早人(僕も、待ってるよ)、ガンダムポケットの中の戦争で言えばバーニー(クリスによろしくな)、ゲームオブスローンで言えばサム(今は独りじゃないから怖い)、ジョジョ五部で言えばNO.5(えーん えーん)、ガンダム0083で言えばキース、スターウォーズで言えばハンソロ(確率なんてくそくらえだ)、ジョジョ6部で言えばエンポリオ(僕の名前は、エンポリオです)、ガンダムユニコーンで言えばアルベルト・ビスト(もうやめましょう)、うしおととらの野村くんについては前回書きました(しかしジョジョとガンダムが多い)。


ヘタレがヘタレたままでは価値がありません。それはどこにでもいるただのヘタレです(僕は何を言っているのでしょうか?)

しかし、ヘタレがヘタレを超え、人間性を爆発させるその瞬間!

僕らは、人間の成長があらゆる困難を超えることを知ります。

彼らは、どこにでもいる僕らそのものです。


吾妻善逸はヘタレです。

修業が嫌で。

痛いのが嫌で。

死ぬのが怖い、普通のメンタルの人間です。


でもこれって普通です。

誰だって、努力は大変です。

誰だって、苦痛で手足が萎えます。

誰だって、死を突きつけられれば、何もすることはできません。


自分の為には。


でも大切な人の為なら、彼らは立ち上がります。

普通の僕たちも立ち上がります。

だって、大切な人を守らないといけないから。

大切な人のために、僕らは生きているから。


善逸の前に立ちはだかるのはかつての兄弟子です。

鬼となった兄弟子です。

彼が鬼となったために、師匠であるじいちゃんは腹を裂いて死にました。

6つある雷の型。

落ちこぼれの善逸。

優秀な獪岳(かいがく)。

鬼殺隊の善逸。

鬼となった獪岳。

一の型しか使えない善逸。

一の型だけ使えない獪岳。


鬼の力を使った雷の呼吸の技に、追いつめられる善逸。

その時、善逸は静かに、何かを思い出すように雷の呼吸をします。


6つある雷の型。

落ちこぼれの善逸。

優秀な獪岳。

鬼殺隊の善逸。

鬼となった獪岳。

一の型しか使えない善逸。

一の型だけ使えない獪岳。


思い出すのは師であるじいちゃん。
鳴柱(なりばしら)だったじいちゃん。
いつも自分をたたいたじいちゃん。

6つある雷の型。

落ちこぼれの善逸。

優秀な獪岳。

鬼殺隊の善逸。

鬼となった獪岳。

一の型しか使えない善逸。

一の型だけ使えない獪岳。


思い出したのは嫌で嫌で逃げ出したかった修業の日々。
優秀な獪岳。
自慢だった兄弟子。

6つある雷の型。

落ちこぼれの善逸。

優秀な獪岳。

鬼殺隊の善逸。

鬼となった獪岳。

一の型しか使えない善逸。

一の型だけ使えない獪岳。


『雷の呼吸 漆ノ型』


6つある雷の型。

落ちこぼれの善逸。

優秀な獪岳。

鬼殺隊の善逸。

鬼となった獪岳。

一の型しか使えない善逸。

一の型だけ使えない獪岳。


火雷神(ほのいかづちのかみ)』


一撃で獪岳の首を飛ばしたその技に、獪岳は悔し気に言います。


『畜生!!畜生!!やっぱりあの爺 贔屓しやがったな!!

お前にだけ教えて俺に教えなかった』


そんな獪岳に、師の仇を討ったというのに、達成感も、何の感慨もないように、善逸は言います。


『違う 爺ちゃんはそんな人じゃない』


『これは俺の型だよ 俺が考えた俺だけの型 

この技で、いつかアンタと肩を並べて戦いたかった…』


普通の善逸は、いつしか天才、獪岳が想像もしなかった新たな型を編み出していました。

自分の大切なものを守るために。


薄れいく意識の中、三途の川の向こう側で、師であるじいちゃんは、鳴柱、桑島慈悟郎は涙ながらに言うのです。


『お前は儂の誇りじゃ』




東京オフィスからは、以上です。

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