日本の教育は本当にこのままでいいのか?

こんにちは。
倉持建設工業、東京オフィスの山崎です。


私事で恐縮ですが、最近、教育について本当に悩んでいます。
うちには今年8歳になる小2の娘と、来月2歳になる息子がいるのですが、この子達に日本の教育を受けさせ続けて本当にいいのでしょうか?

日本の学力は中学校までは世界でも上位なのに、高校大学では比較もできません。日本の最高学府の東京大学でさえ、海外の友人に聞いても知っている人は誰もいません。
日本人は日本語の情報しか読まないので気づいていませんが、世界にはとっくにおいて行かれています。情報が一国で閉じているので、競争と成長のスピードが遅いのです。日本のテレビなどで話されている議論は、何周回も遅れているものがほとんどです。

たとえば、GIGAスクール構想で、小学生全員にタブレットPCが配られるのですが、最初の授業では電源の入れ方や操作方法を習うそうです。
今時、うちの2歳の息子でもスマホを操作するわけですが、学校で教わるタブレットPCの使い方なるものが、この時代のスピードについていけるのでしょうか?
世界の工場からIT大国に成長した中国では、中学校の義務教育でディープランニングや機械学習を教えているそうです。
プログラミング学習と呼ばれる、コンピュータ言語を使用しない謎の論理パズルをやらせるくらいなら(最初見たとき昔のテーブルトークRPGかと思いました)、HTMLでも書かせてブラウザでいじらせたほうが、まだましな気がします。

日本では未だに算数の計算と漢字の書き取りに膨大な教育リソースをつぎ込んでいますが、EXCELで数十桁の計算でも一瞬で出来る時代に、あるいは誰もがスマホの予測変換で漢字を探す時代に、そんな訓練をする必要があるのでしょうか?
きれいな字を正しい書き順で書くということが、子供たちの生涯年収にどの程度寄与するのでしょうか?
それが必要な時代があったことは認めます。
しかし、今はもうそんな時代ではないのではないかと思います。

国際語に関しても、この国では碌に人材を輩出できません。ほとんどの英語話者は帰国子女か家族が英語話者かでしょう。
しかしながら、高校を含めれば9年間も英語を教えておいて、碌に会話も読み書きもできないわけですから、教育制度に欠陥があるのは明白です。
そもそも英語教師が英語を話せないのですから、当然と言えば当然ですが。
うちの子どもたちは特に英語を教えていませんが、Youtubeの英語の動画を勝手に回していて、上の子はアルファベットはすべて書けるし、LとR、SとTh、BとVなど、日本人が不得意な音のききわけもできます。簡単な文なら話せるようになりつつあります。
息子は日本語はまだ「まま」「ぱぱ」「にゃい」しか言えませんが、昨日「Apple」と流ちょうな発音で言っていました。A、G、T、Hはもう読めるようです。

基礎学習については、世界中から教材を探せばオンラインで完結できると思います。スマホのアプリでもつかるものはたくさんあります。
子どもを机に向かわせるのは大変ですが、スマホは勝手に物凄い集中力で長時間触っています。
生涯で最も使用するツールはもはや鉛筆ではなくデジタルです。娘の小学校の課題を一緒にやると、先生の手書きのプリントを未だにコピーして配っていて頭痛がしてきます。

この国ではほとんどの人が生涯日本から出ず、日本の友人や家族だけと話し、日本のメディアからだけ情報を得て生きていきます。
世界にはもうすぐ80億になろうという人たちがいて、最終的に100億程度まで増えていくそうです。素晴らしい才能も、多様な文化や考え方も、この国にいるだけでは接することができないでしょう。
可能なら、子どもは海外で育てた方がいいのかもしれません。
日本の文化を否定するわけではありません。しかし、他を知らずに自分が知るものだけがいいものだというのは、根拠のない固執に過ぎません。

東京オフィスからは以上です。

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